だいだいそんな感じ。

4年間現場を離れた元エンジニアが勘を取り戻す記録。

Regional Scrum Gathering Tokyo 2020に初参加してきた話[Day1]

Day1

RSGTに関しては、毎年なんとなくその存在を知ってて、アジャイル開発には昔から興味があるものの、スクラムも別にやっていないし、自分には関係無いよね、と思って食わず嫌い(?)だったのですが、去年の11月に Certified ScrumMasterの研修を受けて資格を得たのもあり、飛び込んでみようと思ってチケット争奪戦に参加し、今回初参戦を果たしました。(CSM研修の中身もブログ書こうと思って、ずっとサボっていたけど、ココで宣言しておけばそのうちまとめる…かな?)

結果として、いままで参加したどんなイベントよりも熱意があり、その「場」を楽しむことができたので、ブログとしてアウトプットしてみようと思ったんですが、一気に振り返ろうと思ったけど、1日目だけでもかなりの量になったので、3日間別記事として書くことにしました。

キーノート The Ten Bulls of the Scrum Patterns

最初のセッションは、A Scrum Book の発起人でもあるJim Coplien(コープ)さんのキーノート。 開始前にMCの川口さんが、コープさんは急遽来られなくなりました、の仕込みからの、浪人姿で現れ、「誰か、酒をくれませんか?」で本当に飲んでからスタートしてビックリw その姿が禅の十牛図の最終段階を体現するコスプレだったという凄い仕込みでした…。

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Do you have SAKE? なコープさん

禅における十牛図、以前にどこかで聞いた事あるな?と思ったんですが、Wikipediaから転記すると 悟りにいたる10段階を10枚の図と詩で表したもので、「真の自己」が牛の姿で表されているもので、牛を求めるの牧者は、仏の道を究めようとして迷いの世界に入りもがき苦しんでいる現在の自己のことを指すらしいです。 それぞれのステップは以下の通り。

  1. 尋牛 - 仏性の象徴である牛を見つけようと発心したが、牛は見つからないという状況。人には仏性が本来備わっているが、人はそれを忘れ、分別の世界に陥って仏性から遠ざかる
  2. 見跡 - 経や教えによって仏性を求めようとするが、分別の世界からはまだ逃れられない。
  3. 見牛 - 行においてその牛を身上に実地に見た境位。
  4. 得牛 - 牛を捉まえたとしても、それを飼いならすのは難しく、時には姿をくらます。
  5. 牧牛 - 本性を得たならばそこから真実の世界が広がるので、捉まえた牛を放さぬように押さえておくことが必要。慣れてくれば牛は素直に従うようにもなる。
  6. 騎牛帰家 - 心の平安が得られれば、牛飼いと牛は一体となり、牛を御する必要もない。
  7. 忘牛存人 - 家に戻ってくれば、牛を捉まえてきたことを忘れ、牛も忘れる。
  8. 人牛倶忘 - 牛を捉まえようとした理由を忘れ、捉まえた牛を忘れ、捉まえたことも忘れる。忘れるということもなくなる世界。
  9. 返本還源 - 何もない清浄無垢の世界からは、ありのままの世界が目に入る。
  10. 入鄽垂手 - 悟りを開いたとしても、そこに止まっていては無益。再び世俗の世界に入り、人々に安らぎを与え、悟りへ導く必要がある。

コープさんは、コレを、スクラムの道を探求する我々に例えて、みんなが悟りを開いている状態である、という話をされました。 十牛図のステップでいうと、「見跡」の段階で我々はスクラムに出会い、「得牛」の段階でいろんなパターンやモデルを学びつつもモヤり、「騎牛帰家」の段階で自分自身のモノとして得たパターンに誇りを持ち、「人牛倶忘」の段階でパターンなどなく、その場にあるものが真実だと悟り、「入鄽垂手」の段階で自分が高みになるのではなく場に降りて一緒につくっていくことだと気づくという感じ。 今みんないろんなステップにいる。迷っているとしても、いまいる位置をちゃんと理解することが重要で、迷ったらWhyを追求し、自分の真の姿に反映する「無名の質」を手にいれて、スクラムの心は特に意識せずとも使えるようになるべし。十牛図は改善の道。スクラム組織は生きもので、必ずの正解があるわけではなく、失敗を認め、それを現場環境に合わせて改善していくもの。「反省なくして改善なし」。といった感じでしょうか。

キーノートからグサグサ刺さる内容だったのでRGSTすげーな、と思うスタートでした。 めちゃイイ内容だったのですが、スライド公開されるもの、と思っていたので断片的にしかスライドを写真に収められていなくて残念…。どなたか、最後の「入鄽垂手」のスライド写真、分けてくださいw

A Srcum Bookはこちら。日本語化される予定はあるんでしょうか…??

アジャイルコーチ活用術

Ryuzeeさんこと、アトラクタの吉羽 龍太郎さんによる、外部のアジャイルコーチを使ってみたい?と思ったときに考えることのセッション。

ここでいうアジャイルコーチの役割は、ティーチング・コーチングを駆使して、「他人から押しつけられるアジャイルの行動規範に依存しない、自分たちで考えることのできる、生産的なアジャイルチームを育てる」こと。 1on1の勉強会とかでも良く出てくる、ティーチングとコーチングに関しては、前者が「(だいたい)一方通行の指導活動」に対して、後者は「双方向の育成活動」。どちらかが正解というわけではなく、現場の状況に応じて使い分けることが必要。

アジャイルコーチは銀の弾丸ではなく、自分達がコーチを依頼するときに、「何を」「どのように」依頼するか、導入する組織の中で意識と優先順序を揃えて「期待値」を設定することが大事。 予算ありきで導入しようとすると、短期間な導入になったり、薄っぺらい内容になったりで、中途半端な成果しか得られないことが考えられ、いわゆるプラクティスだけを実践していると、いざ自分達で考えて動こうとしても動けなくなるだというとのこと。 単価が安かったり、フルタイム稼働を提唱するコーチ、コーチ自らが他の現場や、学びの場を巡っていたりなどのインプットを怠っているコーチに関しては、要注意とのこと。

コーチは、チームのキャパシティを増やすのではなく、ケイパビリティを拡げてくれる存在であるべし、と。また、評価に関しても定量的には測れず、チームの状態を定性的に見て測ることが必要で、解決したい課題や、導入したいチームとコーチのスキルやキャラクターの愛称も大事なので、何人かと会ってみては?と。 ウチの現場では、スクラムはもとよりアジャイルな考え方がぜんぜん浸透していないので、本格的になにかをはじめるときはアジャイルコーチが必要だな、と感じていたのでとてもタメになるセッションでした。

スライド資料はこちら。 slide.meguro.ryuzee.com

みなさんのプロタクトバックログアイテムはOutcomeを生み出していますか?

ギルドワークスの中村 洋さんのセッション。 プロダクトバックログアイテム(PBI)に対する、OutputとOutcomeとは違う。たとえば、Outputは「作った機能」、Outcomeは「利用者がどう変わったか、幸せになったか?」というもの。ただ、それらは対立構造ではなく、両方ともフォーカスすることが必要で、片側だけ意識しても無意味。ただ、実際の現場では、Outputのみを評価される状況があったりもするので、ビジネスの価値を計るという意味でOutcomeにもフォーカスを当てるということが大事ですよ、というお話でした。

実際の事例では、まさにOutput偏重に場で、Outputの量やコストについて議論していてイマイチうまく行っていない現場が、Outputからの脱却ということで、PBIの価値としてダイヤという概念を付け加えて、よりOutcomeを出せるようなPBIにすることで、仮にOutputの量が減ったとしても、Outcomeが増えるのであれば、むしろそちらのほうが価値は高い、と言う考え方の話がありました。このダイヤとストーリーポイントがわかることで、それぞれのPBIにおけるROIが判りやすくなり、より納得感のあるPBIの優先順位付けができるようになったとのこと。その時の詳細に関してはこちらで詳しく書かれているようです。

計測の価値として、インパクトトラッカーを作ってみるというのもあり。非常にわかりやすい指標だと思いました。

  1. 名称:何と呼ぼう
  2. 利益:どんな価値を届けよう
  3. 計測:計測の単位を決めよう
  4. 方法:どうやって計測するのか
  5. ベースライン:どこからはじめるのか(基準値)
  6. ターゲット:どこまでの改善を望むのか
  7. 結果:それらが与えるインパクトはどのようなものか

スライド資料はこちら。 speakerdeck.com

見積もりしないスクラム

毎回エッジの効いたセッションでタメになる陶山 育男さんの衝撃作。

「見積もりをしない」と聞くとなんじゃそりゃ?なりますが、見積もりそのものが無駄ということではなく、そのやり方を工夫しましょうという話。私自身、何でも工数を出すことに拘るやり方に辟易しているので、ものすごく共感できる内容でした。

なぜ見積もりをすることをやめたのか?の理由と背景がきちんと説明されていて、そしてそれは恐らくどこの現場でも普通に起きていること。そもそも作るものが明確になっていなかったり、Doneの定義がすり合っていない状況での見積もりは、非常にブレがおおきく、ココに時間を掛けて数値化する意味ってないよね?というお話です。

見積もりに対して、数値化を迫ることにより、コミット圧力の「ムリ」、仕事量の最大化の「ムダ」、正確であるという錯覚の「ムラ」の3M問題が発生してしまう問題があるが、そもそもスクラムガイドに出てくる「見積もり」に関して、「数値化しろ」と書かれてはおらず、ここでは、見積もりの負の側面を最小まで回避しつつ、C3Dで測定しつつ優先順序付けをして、見積もりの価値を高めようと言うやり方で進めていきます。そこの精度を上げていくために、モブプロを使うと良いよ、ということとその実践についても語られました。

スライド資料はこちら。 speakerdeck.com

モブプログラミングx行動分析学x教育

土肥 拓生さんの教育現場で学生がプログラミングの予習をしてこない件、モブプロをすれば、周りに対して恥ずかしいと思って予習してくるのでは?という仮説とその検証を行ってみた話。

行動分析学におけるABC分析の話はおもしろかった。先行事象(Antecedent)→行動(Behavior)→後続事象(ConSeqence)という流れで、人の行動に対して整理をして、状況を改善するための仮説を立て、後続事象における好子と嫌子にわけて、好子を増やして、嫌子を減らして行動を促してみてはどうか?と言う話。 注意点として、なんでもかんでも独りよがりに介入するのは良くないですよ、とのこと。

状況を改善するためにキッチリと人の行動を分析するとよいが、良かれと思って自分勝手に動きすぎるのも良くないっていう話は、日常の周囲の環境改善にも通ずる話だなぁと思いました。

スライド資料はこちら。

www.slideshare.net

リーン・チェンジ・マネジメント ー チーム・組織に変化を起こす!オリジナルのチェンジ・フレームワークを構築する方法

Stefan Nüsperlingさん / 鹿嶋 康由さん

個人的にManagement3.0の考えの延長にあると思っている、Lean Change Managementの考え方に関するワークショップ。 なにかを変革することに対してなぜ失敗することがあるのか。人は変化に抵抗するのではなく、変化させられることに抵抗するのであり、みんなで変化することが、Lean Changeにおいて大切な考え方である。その変化に関しても、状況をしっかりと洞察し、打ち手の選択肢を考え、小さく実験する、その繰り返しによって達成できるはず!という。その際に、Lean Change Canvasを作って、チームで議論していこうというワークショップでした。

M3.0に関しては、ちょうど一年ほど前にみっちりと2Dayのワークショップをうけて、いまの自分のマネジメントの考え方の源泉になっていたりするので、このセッションは外せないな、と思った次第。 以前別の機会に同じような体感型のLCMワークショップは受けていたものの、実際のグループワークのときにモヤモヤがと消化不良が残っていたので、その時の復習も兼ねて…のつもりでしたが、そこはRSGT参加者だけあって、非常にハイコンテキストな状況においても、一瞬で課題に対するミッションを把握し、グループワークで具体的なアクションプランを出すところまで持っていくことができるという、良い意味で裏切られたひとときでした。

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うちのテーブルで作成したリーンチェンジキャンバスの例

当日はサラっと流されましたが、チェンジエージェントが仲間を見つける動画は必見なので貼っておきますw

www.youtube.com

ネットワーキングパーティ

初日にネットワーキングの時間がしっかりと取られているのも、このイベントがいわゆる Conference ではなく Gathering である所以ではないかな、と。 ついつい狭い話に終始してしまって、もっと大局的に使えなかったのが心残りではあります。この時間をもっと有効に使えるようになることが来年の課題かなぁ…。

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オードブルもなかなか素敵な感じ。美味しかった!

ファシリテーターのための傾聴ワークショップ 行ってきた

なにしてきたの?

ガオリュウさんの主催する、ファシリテーター系ワークショップはとても楽しくて、自分に足りない視点や思考の幅が得られる気がするので、可能な限り参加したいと思ってたりします。その中で、今回は『ファシリテーターの「場への視点、場の声の聞き方」を学ぶ』ということで、「傾聴」をテーマとしたワークショップだったので、めっちゃ楽しみにしてました!

faciliview.connpass.com

毎回、ガオリュウさんのワークショップは、机や椅子のレイアウト、机の上にある備品などを工夫して、あらかじめ「場」が作られています。ちなみに今回の着席ネタは、好きな、食べたいパンがある席に座ってね、というもの。まんまと、「ランチパック ツナマヨ」に釣られてしまった…(;´Д`)

※現時点での自分は、思い通りに場を動かしたいマンなので、まだまだ偏った解釈などもあるかもしれないので、ツッコミ大歓迎ですw

やったこと

簡単な座学

ガオリュウさんのファシリテーション講座でおなじみの、ファシリテーターと場のお話し。 今回は傾聴に焦点を当てるので、この図で言うと、①見る、②フィードバック、③考える までが焦点。

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ガオ流ファシリテーターと場 の図解

ワークショップ

何かしらのテーマ対して、①話し手、②聴き手、③観察者、の三役に別れて話してみる。今回は3名x3グループで実施。話すテーマに関して今回は、Management3.0のメソッドの一つ、Moving Motivatorのカードを使って自分の大事にしている感覚などを話してみた。

3人で一巡した後、観察者役の人(=ファシリテーター役目線の人)は自分のグループを離れ、3グループを対象に会話をしている話し手と聞き手の2名に背を向け、話し手・聴き手の様子が見えない状態で、それぞれのグループが「何を話しているか」ということにフォーカスして観察した。続いて、観察者は各グループの周りを自由に動き周り、話し手・聴き手の様子やしゃべり方など「その場の様子」にフォーカスして観察した。前者の傾聴をコンテンツ中心、後者のそれをプロセス中心と区別し、観察者の立ち位置やその瞬間に重視すること・方法が二種類あり、場を観察しながら自身の思っていることをセルフモニタリングしながら、ファシリテーションに繋げることを体感した。

ふりかえり

毎回ワークショップが終わったあとに、学びほぐしの時間が取られており、急いで帰る必要がない人は、自分で今日の学びを振り返ったり、ガオリュウさんに質問したりする時間が取られている。それが一方的ではなく、しっかりと対話になっているのが非常に学びになる。自分が考えていること、そのコンテキストにおける理解をワークショップの開催意図とぶつけて話したり、など。

このワークショップについて

ファシリテーションの「場」そのものを理解していない場合、あるいは「傾聴」そのものがわからない場合、ワークショップの参加者が「?」ってなるよね?と言う話になった。

聴き手と観察者の違い

一般的な意味での傾聴は、話し手が言いたいことに対してじっくりと言える状態を作り、聴き手がじっくりと聞くと言うことを意味する。聴き手は、会話の内容やその背景を識ろうと思うという意識が強い。一方、観察者は俯瞰してその場、話し手の表情や仕草、聴き手の態度や相づちなどを見て、文字通りその場を観察している。

学んだこと

二種類の「考える」について

  • ③の考える:場をいろんな角度から観察し、どういう状況かを把握、理解する
  • ④の考える:その状況をどのように扱えばいいか、自分の知識や経験を元に導き出す

ある場を見る際、この両者の違いが理解できないと、もしくはどちらか一方だけになってしまうと、場を良くするためのファリシテーションにはならない。 たとえば、③の方を怠ると、例えばよく話す人、声が大きい人などに意識が向きがちで、本当にその場で捉えるべき状況を見逃してしまう可能性がある。一方、④が偏ってしまうと、数少ない自分の成功体験や、本で読んだ話などを鵜呑みにして、自分の思想に偏って場を操作してしまう恐れがある。

場を作る事について

ファシリテーターとしてあるべき姿は場を操作することではなく、場の参加者が自らの考えを出し合って場を動かし、先に進めていくことなので、状況をみて場が温まっていないのであれば気づきを与える助け船を出して温度を調節したり、話されているコンテンツの濃度が濃くなりすぎた場合は、違う視点での考えを投入して視野を広げてみたりすることが求められていると感じた。

ファシリテーションを行って場を作っていくことに対して、どんな価値観をもって接しているか、を自分でちゃんと理解しておくことが重要。その場をの議論をもっと活発にしてメンバーが動けるようにしたり、チームの価値観を構築したいのか、それとも(成熟したチームであれば)議論されているコンテンツをとことん深めて、問題解決に対して正しいゴールを見つけていきたいのか。

「傾聴」という言葉にも、二種類の見方がある

一般的に傾聴といえば、その字の如く、話し手の話すことに対して集中して聴くことを差す。 しかし、主に第三者として、俯瞰した当事者として考えた際、ファシリテーションのコンテキストでは、話題(コンテンツ)そのものを理解することに限らず、話しているときの話し手の気持ちや状態などをしっかりと観察する(プロセスを見る)ことも重要である。

(今回のワークショップの内容には直接関係ないものの…)自分が再認識したのは、聴覚過敏的な症状。3つのグループで話していることを同時に聞き分け、ワードを拾うようなことをしようにも、特定の声や話題、単語が気になって他が頭に入らない。これは今までも自覚していたことだが、やはりツラいな、と感じた。これはトレーニングで良くなるものなのだろうか…。

知らなかったこと

実際にアジャイルチームを対象にやられていると言う話を聞いた。これ、アジャイルサムライに載ってたんですって。昔は同僚に借りて読んでたので、改めてKindle版買い直してみよう…。

アジャイルサムライ−達人開発者への道−

アジャイルサムライ−達人開発者への道−

どうでもいい話、2012年頃から携わっていた某プロジェクトが世間的に見てもボチボチ成功したのは、アジャイルサムライを読んで、インセプションデッキつくったり、なんちゃってアジャイルを実践できたから、と自負しているが、それはまた別の話…。

ではまた。

ノイズキャンセルヘッドフォンWH-1000XM3を導入してみたら、想像以上にいろいろ捗った話。

TL;DR

ざっくりまとめてみると、、、

  • たぶん自分は自閉症的な聴覚過敏を患ってるので、職場の騒音で生産性が落ちていると感じていた
  • 由々しき事態なのでノイズキャンセリングヘッドフォンを付ければ改善できるのでは?
  • いろいろ視聴した結果、SONYWH-1000XM3が音とノイキャン性能も音質藻良かった
  • 仕事めっちゃ捗るようになったよ! みんなにもオススメ!
  • あと、冬場は実は移動中も暖かいw

ってな感じです。マジ快適生活です\(^O^)/

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SONY WH-1000XM3

購入に至る経緯

業務とか技術系のアウトプットのことを書くぞ!って始めたブログなのに、いきなりガジェット紹介です。散財っていう意味ではアウトプットなのか?(違うよw
そういえば、冬ボーで何も買っていなかったなーってことで、ノイズキャンセリングヘッドフォンを買ってみました。

とはいえ、ただの贅沢ってわけではなく、これ、ちゃんと理由があったりはして。 ちゃんと診断を受けたわけではないけれど、たぶん、自分って、聴覚過敏的なADHDとかASDとかって称される、自閉症を患ってると思うんですよね。

このことはNHKの「発達障害って何だろう」でも取り上げられています。 聴覚が過敏「音」で極端に疲れる:困りごとのトリセツ(取扱説明書)|発達障害プロジェクト

前職は席のレイアウト的にも、職場環境的にも、仕事内容的にも、あまりガヤガヤが気にならない職場だったんですが、今の職場は意外と周りの騒音が気になったり、人が動き回るのが気になったり。スタンディングのミーティングスペースとかも、自分が使う時は便利で素敵なんですが、議論が白熱しているような会を近くでやられると気になってしまったり。

仕事中、隣の人が話している内容が気になって仕方ないとか、なんか常に自分が呼ばれているんじゃないか?って気がして、マジメな仕事ほど手につかないというか…。 メール処理とか、簡単な資料作成とか、能力をフルに活かすようなものでなければ何とかこなせるんですが、ガッツリとコードを読んだりする時に気が散ったり、書いてる途中に気が散ってしまったりとかで困っていたのです。

イヤホンで音楽聴いたりもしているんですが、ボリュームが大きくなりがちで疲れたり、耳の奥まで突っ込むいわゆるカナル型だったとしてもスキマでいろんな騒音は入ってくるわけで。 これ、本格的に対処しないと、仕事全然すすまないぞ?と危機感を感じ、ノイズキャンセリング(NC)ヘッドフォンを購入することを思い立ったのでした。

試聴しに行ってみた!

まずは年の瀬。年末商戦で賑わう電器屋で、試聴していろいろ比べるぞ!ってことで、行ってみました。 前提としてオーバーイヤー型だと、暑苦しくてイヤだなあとか思ったので、まずは、インイヤー型で検討してみることに。

第一候補 SONY WF-1000X

ソニーの完全分離型のWF-1000Xはとてもスタイリッシュ。言われなきゃNC機能があるようにも見えないぐらい。流行の完全ワイヤレスっていうので普段使いにも適していそうだし、お値段も(他に比べれば)割と安い部類。

ソニーの専用アプリを使うと、NCの効き方も調整できたり、イコライザー機能があったりするし、なにより音がいい。これは快適だぞ!って思ったんですが、肝心のNC機能がそこまででもない。 職場のような場所ならともかく、騒音に溢れる電器屋だと、普段使ってるイヤホンと大して遮音性は変わらないんじゃないか?とか。音楽のボリュームを上げることで遮音するなら、今のでもいいんじゃない?って感じ。

第二候補 SONY WI-1000X

WF-1000Xの最大の弱点は、左右独立。左耳がプライマリになっていて、右側はスレーブ。たまーに左右片側が聞こえなくなるようなシチュエーションもあり、ちょっと辛いな、と。 そこで、同じシリーズでネックバンドあり、左右連結のWI-1000Xを試してみることに。

XFに比べて、NCのシステムが上位のものが就いているのか、NCの調整やサラウンドの調整などいろいろ設定が出来るみたい。ネックバンドも、コレを付けたままランニングでもしない限りは気にならないし、通勤時などではまったく問題なさそう。でも、やっぱりカナル型なので、NC性能はまだ弱いなぁ…と。

第三候補 Bose QuietControl 30 wireless headphones

NC性能が弱いのってひょっとしてソニーだから? NCといえば、昔からBOSEが有名なんじゃね?って事で試してみました。形状としては、WI-1000Xに似てる。さすがのBOSEってことで音も良いし、イヤーハンガーの形状も優れてて使い心地は良さそう。

NCの聞き具合も専用のアプリを使えば調整できたりするし、ひょっとしたら、WI-1000XよりもNC性能が高いかも?と思ったんですが、カナル型イヤホンの時は、イヤーピースをコンプライに変えたい症候群の人間なので、折角のBOSEの StayHearイヤーチップが裏目に出て、選択肢から除外…。 あと、WI-1000Xもだけど、やっぱりネックバンドだと服装とかに影響したりで使いにくそう。

インイヤータイプの結論

結局、どれも一長一短だし、後者2つは3万円超え…。失敗は許されない金額、と考えたら、いまのイヤホンでボリューム大きくすれば耐えられるんじゃ?っていう結論でいったん諦め。年末年始は仕事ないし、ゆっくり休んだらもう少し気楽になるかな…という期待を胸にw

やっぱりNCヘッドフォンがあったほうがいいよね…

明けて新年。仕事始めから数日も経つと、やっぱり気になるんです。周りのノイズ。なにもみんな遊んでるわけではないから、静かにしてとも言えないし、そもそも他の人達は問題無く仕事できてるんだから、やっぱり自分でなんとかするしかない。そう思って、もう一度電器屋にいって、今度はオーバーイヤー型を試してみようかと。

本命 Bose QuietComfort 35 wireless headphones II

インイヤータイプの出来からして、やっぱりBOSEのほうがNCのシステム優れているんだろうなぁ…ということでまずはQC35II。 なんとこのモデル、Amazon Alexaがビルトインされているんだそうで。…って、つかわないけどw

オーバーイヤーなら、(俺的)BOSEのインイヤーの弱点wでもあったイヤーチップ問題も関係ないし、そこはさすがのBOSE。掛け心地も作りも、NC性能も、もちろん音質も申し分ナシ。 これは、キミに決めた!って感じなのかな?っておもったんですが、BOSEのコントロールアプリ「BOSE Connect」がマジでイケてない…。謎の音楽シェア機能(同じ音源を別のヘッドフォンに飛ばす?)みたいなのはいらないから、もう少しNC機能の調整とか、まともなイコライザ機能とか載せてよ…。ってことで、もう少し悩むことに。

真打ち SONY WH-1000XM3

オーバーイヤーだったら、SONYのもあるじゃん…。ってことで、WH-1000XM3を試してみる。型番の末尾の「3」が物語っていますが、同シリーズの3世代目。去年の秋に出たばかりの新製品で、XM2より大幅にNC性能が上がってるとのことでしたが…。

耳に付けてみると、音楽を掛けるまえから驚愕…。すでにNCがバリバリ効いています。電器店のあの中毒性のあるテーマソングがささやき程になるぐらいに静寂。これはスゴイ。そして音楽再生をしてみると、これまた音がいい。まさかのQC35II超え(個人的音の趣味的に)。極小ボリュームで音楽を流しても十分のノイズが消えていて、これは快適です。 前に入れっぱなしになっていた、SONYのヘッドフォンアプリ(後述)を見てみると、イコライザや低音調整はもちろん、バーチャルサラウンド機能まで結構弄れる。これは素晴らしい!! ということで、今度こそ決定。購入することに。

で、実際ノイズキャンセル性能はどうなの??

自宅で使ってみて…

購入後、家で使ってみて、もともと静かだからそんなに意味ないよねー?って思ってたら、夜中の寝室でも、換気扇の音とか、エアコンの動作音とか、意外にノイズを出してて、目の前のMacBookでさえも結構打鍵音がデカかったんだなぁってことに気がついて衝撃。 あと、非常に小さいボリュームで音楽聴いても周囲のノイズに負けずに聞けたりするので、静かめのジャズの曲とか聞いてもその場に溶け込む感パンパないです。これは予想外。もちろんそんな状態だから、耳も疲れずにとても幸せになることを実感しました。 深夜の寝室でもそういうふうに感じるぐらいだから、こりゃ相当なもんだな、と。

職場で使ってみて…

本当の目的であった職場での利用。
朝イチヘッドフォンを耳に掛けた瞬間、今までの苦労はなんだったんだ?というほどの別世界がそこに。
作られた静寂であることは判っているのに、自分の求めている世界がそこにあると言う感覚。かといって、閉塞感は感じられず、自分の思考を妨げるものはなにも無い世界が現れたのでした。

本機の凄いところは、右耳を覆う部分にタッチセンサーがついていて、ダブルタップで再生/停止、上下スライドでボリューム調整、左右スライドで送りなどが出来ます。これはBOSEのQC35のように物理ボタンを介してコントロールするのに比べて格段にシンプル、かつボタンを探すと言う行為もないし、とても直感的。
そして、手のひらで右耳を覆うと、音楽を再生しつつ、外の音を取り込むモードになる機能があること。外の音を拾った瞬間に、こんな騒音の中に居たんだ!と衝撃を受けたりもします。あと、職場で上司が大きな声を出してなにか面倒なことを言ってそうだな…と思って、ヘッドフォン掛けてて聞こえないフリをしながらもバッチリ会話が聞けるという…。これはなにげに便利ですねw

繰り返しになりますが、やっぱりNC性能の高さがもう病みつきで、今となってはコレなしに集中して作業できなくなってしまったほど。真横で同僚たちが雑談していてもまったく気にならず作業に集中できるし、ちょっと寂しくなったら右耳を覆えばコッソリ話の流れを掴みつつ、会話に混じることが出来るという、ワガママさんにも安心な設計ですw

充実の設定画面

イマドキだなぁ、って思ったのが、スマホのアプリでいろいろと弄れるところ。SONY Headphones Connect を使うと、いろんな設定が弄れちゃうので、とても楽しい。実際は一度設定したらほとんど不要になるんだけど、カスタマイズ要素の充実さって、こう言うガジェットには結構必須機能だと思う。

基本設定

バッテリー残量はiPhoneのバッテリーパネルでも見られるけど、接続方式などもココで確認できるから安心。

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余談だけど、お店で試聴してたデモ機、ペアリングしたら、なぜか接続コーデックモードがSBC(接続優先モード)に固定化されてて変更できず、音質がちょっとザラっとしてるような印象を受けたんですが、さすがにAAC対応って謳ってて、製品がちゃんと対応してないワケないよね、ということでドキドキしながら購入したのは秘密ですw

ノイズキャンセリング設定

ノイズキャンセリングの最適化機能が良く出来てて、いわゆるキャリブレーションを行えます。
眼鏡の付け外しとかでNCの設定が変化するぐらい敏感なんですね…。

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とはいえ、実際どこまで変わるのか判らないけど、この画面だけでなく、本体側のボタンでも対応出来るから、うるさめのファミレスとかでも言ったときに試してみるとよいかも。

サラウンドとイコライザー設定

普段から、イコライザーやサラウンド機能の類はほとんど使わずに、敢えて素の設定を使うことが多いんですが、本機にプリセットされているプロファイルは結構いい感じ。

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マニュアルでも結構こまかく設定出来るのと、イコライザーは弄らないけど、低音の出方だけ、CLEAR BASS設定で変更することができて素敵です。

サラウンドモード: Off / Arena / Club / Outdoor Stage / Concert Hall の5種類
イコライザモード: Off / Bright / Excited / Mellow / Relaxed / Vocal / Treble Boost / Bass Boost / Speech / Manual / Custom 1, 2 の 9 + 3 種類(?)

音質設定、外音コントロールと自動電源オフ

DSEE HX とは、MP3などの失われた音を高精細化して補間し、いわゆるハイレゾ音源にアップスキャンする機能。自動的に有効になっているからか?違いがあるような、ないようなですが、一度オフにしたあと明示的にOnにする方法がわからないのが謎…。Autoって言われましてもw

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外音コントロールボタンを押すと、NC機能オン>周囲環境音取り込みモード>NC機能オフ、とトグルするんですが、この機能を殺してGoogleAssistantの呼出ボタンに切り替えられるそうです。(試したこと無いけどw)「おっけーぐーぐる!」が出来るってことでしょうね。

自動電源オフは、接続切れなどを起こした後、自動的に電源を切ってくれる機能です。先述の通り音楽を再生しなくてもNC機能だけ使いたいっていう用途に使う際は、Bluetooth接続をせずに本機の電源をOnにしてNCモードにしておくだけで静寂を手に入れることができます。そういうときは、時間経過でオフにしない、に設定しておけば大丈夫です。元々バッテリーも30時間ほど持つそうなので、日常的に充電出来る環境にあればそれで良いかもしれませんね。

まとめ

長々と書いてしまいましたが、最初は単なる興味本位でノイズキャンセリングヘッドフォンというジャンルを掘ってみて、いざ購入して使ってみたら、なんでもっと早く買わなかったんだ…と思わず自分を責めてしまうぐらい、効果があるガジェットだと思います。
自分も含め、聴覚過敏で困っていて、なんか仕事や作業に集中できないんだけど…っていって音楽の壁を作って逃げてきた人には、こんな合法チートアイテムはないんじゃないかと思います。
4万円という高価な買い物ですが、自己投資という意味で考えてこの金額が高いか安いか、は半年後ぐらいの自分のパフォーマンスの変化に掛かっていますねw

思わぬ誤算として、駅とかまでの徒歩の時にはさすがに使わないよね、と思っていたら、この時期イヤーマフ代わりに使えて暖かいことが判明www

というわけで、WH-100XM3 全力でオススメします!

「エンジニアの登壇を応援する忘年LT大会」に行ってきた話

年の瀬迫る12月27日。明日を有休にして個人的仕事納めにして、冬休み前に、エモいイベントに行って、今年を締めくくろうじゃないですか。 ということで、エンジニアの登壇を応援する忘年LT大会のイベントに行ってきたお話です。

techplay.jp

俺、最近、なんだか意識高まってきてない?

もはや正確なきっかけは思い出せないけど、最近ちょっとエンジニア意識が高まってきている気がしていて、たぶん職場での役割の変化、もっといえば、去年転職するまえぐらいからユルユルと上昇傾向にあったのかもしれない。普段の自分を客観的にみて、確実にこのままじゃダメだな、と危機感を感じて、勉強会やら、カンファレンスやら、色々と知識をインプットしまくってたのが去年から今年の夏ごろにかけてのことです。

でも、そこで気がつくんですよ。インプット過多になって消化不良起こしてない?ぜんぜんアウトプットに繋げられてないんじゃない?と。 その時、たまたま、ゆのんさんのブログから繋がった、セイチョウ・ジャーニーを購入して、すごく感化されて、行動を起こさなきゃなって思い立ったり、アウトプットをし続けることの大事さを再認識したりして。 今すぐ大きななにかが出来るわけではないけど、少しずつ進めていきたい。もっと行動したり、アウトプットしたいな、という気持ちになってきました。

「エンジニアの登壇を応援する忘年LT大会」覗きにいってみよう!

イチョウ・ジャーニーの教えに基づいて、Twitterで気になるアカウントをチラホラフォローして眺めてたら、エンジニアの登壇を応援する忘年LT大会なるイベントがあるそうじゃないですか!これは面白そう。早速参加してみることにしようと。

さんざんアウトプット大事だよね、とか書いておきつつ、登壇枠ではなく、初回だしリスナー側でいいよね。ただ、抽選枠じゃなくて、絶対行く枠で申し込んで、行く気は満々!…になってたはずなのに、ちょっとビビったり、申し込みを後悔したりな自分がいました。 どうせ、参加してるの、意識の高そうな若手エンジニアばっかりなんでしょ?おっさんとか場違いなんじゃ…?!って思ってました。

でも、会場についてみると、そんな不安は取り越し苦労だった事に気がつき良い意味でおもいきり裏切られました。 そこには、学生からさんから、自分よりもずっと年上のベテランさん、エンジニア女子までも。なんてステキな空間なんでしょ。そしてみなさんフレンドリーでステキでした。

どんな話があったの?

まずはKANEさんの冒頭説明での、このコミュニティが掲げるワードが最高にエモい。

Interest(興味) > Learn(学習) > Output(共有)

このループをうまく繋げていきたいものですね。

たぶん、内容はTogetterとかでまとめられると思うので、ここではざっくりとお品書きと、スライド資料のリンク、LTを聞いたときのメモ書きを残してみます。

社内勉強会を一年間企画・主催してみて by 首無しキリンさん

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首無しキリンさんが、社内勉強会を企画、運用するようになったら、社内で "DOERAI"事になった話。 勉強会活動のおかげで、社内で自分のことが認知されるようになったり、会議とかでも存在観と説得力がついたり、ちゃんと評価されて昇進した話とか。

こういった自発的に動き始めた取り組みが盛り上がってきて、楽しそうになると、興味を持つ人が出てくる。彼らを取り込んで活性化していく。 与えられた事だけをこなして給与をもらいたい人達がいる。ほとんどの人は「引っ張ってもらう」を好む。ならばそういう人達を引っ張って「与える」ができないか。 そういう人達を巻き込んで、より楽しそうな集団になっていく。人数が増えて、事務局の設立をするまでに拡大した。

「良い事」をしているのだから、もっとみんなに知ってもらって評価してもらいたい。 明確なビジョンを掲げることで、周りも安心して動ける状態を作る。 主体的に動いた結果、「自分自身が成長出来た」「評価をもらう機会を得た」。何事も一歩踏み出すのが大事ですよ、と。

言葉の力 by FORTEさん

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FORTEさん、2017年に比べ、2018年は圧倒的にアウトプットが増えました!(だって、2017年は何もしてなかったから!) とはいえ、今年は(しかも夏以降で!)何度も登壇し、ブログもたくさん書き、Podcast始めたり、技術書の寄稿までするようになったと。

アウトプットは始めるのも、続けるのもツラいもの。 始められない理由はたくさん。恥ずかしい、経験や技術などがないから、とか。 継続できない理由もたくさん。反応や実感がなかったり、別のことをやったり、とか。

でも、FORTEさんが変われたのは「ふたつの言葉」の力があったから。

  • なぜ変われないのか?それはあなたが、変わらないことを望んでいるから。〜「嫌われる勇気」より
    • 自分を変える努力をして、変われない自分を変える
  • それで、あなたは、何をする人なんですか? 〜 「カイゼン・ジャーニー」より
    • 自分が何をする人なのか?=何をやりたいのか?を原動力を考え直してみよう

それでもツラい時は、仲間を通じてエネルギーを分かちあえばやっていける!

やっちまった!2018 by あわなさん

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あわなさんの、2018年にやっちまったこと紹介。 やっちまったにはネガティブもポジティブもある。さらに規模の大小も。 縦軸にやっちまった規模の大小、横軸にポジティブ/ネガティブとして、4象限で表してみる。

大規模のなモノは自分の力だけではどうにもならないことがある

  • 大規模・ネガティブ:減らしたいけど自分じゃどうしようもできない事など
    • 炎上案件の火消しをやって精神的に病んでしまった
  • 大規模・ポジティブ:頻繁には起きないが、有ったらよいもの
    • 転職して仕事が楽しい!海外研修にいけたりもした

だけど、小規模なものは、ネガポジ両方、自分でやれば変えられる!

  • 小規模・ネガティブ:即刻やめたいもの
    • 締切駆動と短期間詰め込みすぎはやめたい
  • 小規模・ポジティブ:これからも続けていきたいもの
    • アウトプットは続けていきたい! そこで、 #everyoneoutputer

今始まるStory by hekitterさん

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hekitterさんのYWT(やったこと/わかったこと/つぎにやること)で振り返ろう。

  • やったこと
    • Twitterやblog、Qiitaを始めたり、勉強会に参加し始めたり。
    • Podcastに呼ばれたり、合同誌を書いたり仲間が出来たり。
    • しかも、これ、今年の10月からの出来事だそうで。
  • わかったこと
    • アウトプット宇挑戦することと、たのしい!応援される。
    • こんなの絶対無理…と思えることに対しても、「やればできる」「ダメでもやってみたい!」の精神で。
  • 次にやること
    • 自分の行動で素敵な世界を作る
      • 「いいもの」を仕組化し・共有してみんなで幸せになる。力、人、場
    • なりたい自分になる
      • 思考に限界を設けず、物事をやり遂げ、みんなに活力を与えられる人になる。越境者、体現者

今はまだ全然足りないかも知れないけど、2019年は #hekitterにつづけ と言われるぐらいどんどんやっていきたい。 この勢いで、2019年のデブサミLT枠で登壇してしまうんだと…。スゴイなぁ。

変化を生み出すのはいつだって大胆な選択だ by もっとさん

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もっとさん。今年はここ数年で一番変化の大きな年。 去年はblogを4件書いただけだったが、今年は執筆67件、LT/登壇14回、技術書典2冊と大幅にアップ。 何で変われたか?普段の自分が選ばないような「大胆な選択」をすることで変化が生まれた。

  • 自分の広めたい技術との出会い
    • Gatsbyいいよね!から、OSSへの貢献や、技術書典で扱うテーマになった
  • ブログメンターとの出会いから、今年のアウトプットを支えるブログの基礎が出来た
    • カックさん。ブログメンター/メンティって言葉、初めて聞いた…w
  • 技術書典への申込み
    • 本を書くことで理解が深まったり、知り合いが増えた
      • GatsbyJSで作るモダンウェブサイト
        • React.jsで書ける爆速サイトジェネレーター
      • netlifyで始めるサーバレス開発
        • LINE BotとSlack APPを作りながら学ぶ
  • カンファレンスへの登壇
    • 初めてカンファレンスへ登壇した

大胆な選択はいつも周りの人に支えられたものだった。 いつも同じ選択をしていた自分が、他人と積極的に関わることで変わることが出来る そんな、もっとさんの2019年の目標は、今年はじめたアウトプットの精度を上げていくこと。

技術者のアウトプットとしての技術同人誌 by おやかたさん

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おやかたさんの、技術同人誌を出す話。 外に向けてのアウトプットとして、技術同人誌執筆がオススメの理由

  • 自分の持つ技術の棚卸し・整理ができる!
  • アウトプットの規模がちょうどいい!
  • 執筆、本の制作、告知、販売、マーケティング、すべてを自分で体験できる!
  • 商業化もワンチャンあり

技術同人誌を書くには、その道のプロしか出来ないのでは?とか、ニーズやネタなどないのでは?とか不安な点はあるが、おやかたさんがお膳立てしてくれて、まずは合同誌からはじめてみませんか?という話。それこそとっかかりとなるマニュアルとして技術同人誌を書こう アウトプットのススメがあります。技術書典で出した本がKindle化してAmazonで売ってるなんて。

おやかたさんの夢、執筆者を10倍に増やしたい。ざっくり日本のIT技術者の1000人に1人しか本を書いていない。これを100人に1人にしたい。

⑦事業を縮小しました。新しくはじめました。 by nagitterさん

nagitterさん。graspy をつくった人。 40歳。エンジニア定年と言われた35歳から5年経ってる。6年以上フリーランスの経験がある。

2018年は、HR Tech特集というトーマツさんのイベントで300人の前でLT。緊張しすぎて、声震える、指も震える、頭真っ白、記憶なくって心をバキバキに折られた。 マッチングサイトのパッケージを立ち上げた内容だったが、今年の8月に自分が作った事業を縮小するというところでさらに心を折られた。 事業縮小させた技術サービスを8月から作り直した。10月にオープンして、7000人ぐらいに使って貰えてるサービスになった。 アウトプットとしては社外イベント2回、社内で5回、技術ブログとか。5年前にむくりってつぶやいたTwitterを復活させたりもした。 今やっていることが楽しいと思うことが社内からアウトプットしてもらうことが重要。 得意なことをやる、楽しくしていくという観点からアウトプットを続けていく。

インターネット恩送り by よしたくさん

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まずクイズ。108ってなんの数字? 季節柄、煩悩の数?とおもいきや、よしたくさんの2018年の執筆記事数でした。 週一でブログを更新したり、12月には1人アドベントカレンダーを実施したり。

2018年はブログを頑張りました。なんで頑張れたか?新卒未経験でIT業界に入って、知らないことばかりで調べ物をする毎日。そこから年数を重ねて出来る事が増え、自分もなにか貢献したい気持ちになってきた。 なににどうやって貢献しよう?と悩んだ結果、週一回「感謝のブログ更新」をすることに。 前に書いた人から、次に助かる人へとインターネット恩送り。 それをやったことで実感したことは、社内での認知度の向上、社外から記事の依頼、はてブロの読者数が増えた。

write-blog-every-weekコミュニティを作った。ルールは週一で記事をあげて、あげられなかったら翌週2つ、3つ溜まったら強制退会。 他に、2月に「自由研究LT恩送り」という技術系以外で面白い話をするイベントを開催する予定とのこと。

今からやぞ! by kaztoさん

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今年、Twitter転職で、組み込み系エンジニアからWeb系ベンチャーへ。 20代は組み込み系の中小企業に入ったが、無駄にプライドが高く、なんとなく日々をすごす。 30代は遊び惚けて、カラオケ三昧、嫁の確保が最優先。成果はあった。 40代は気がつけば会社で年長になってきたが、特に昇進もせず、やばいと。 軽い気持ちでTwitter転職をやったら内定をもらったので、新たなチャレンジへ。

「執筆の技術を勉強する会」なる勉強会を発見。セイチョウ・ジャーニーの人も登壇するみたいだし、行ってみるか!ということで、 エンジニアの登壇を応援する会に参加して、初LTをやったりアドベントカレンダー4本書いたり。来年は技術ネタでLTをやったり、Rubyへ本格的に貢献したり、技術書典のサークル参加をしたり。

#engieers_ltには、つよいひとがいっぱいいて、つよいひとが気軽に絡んでくる。頑張ってるひとがスゴイいっぱい、応援する空気がすごい。「恩送り」の精神 まだ行動できていないな、と感じる方、目の前のヒゲおやじは40過ぎてから動き出した。定年退職するまで、少しでも充実した時間にしたいじゃないか。 「今からやぞ!」と。

イベントで面白いな、って思った試み

Kahoot! っていうリアルタイム集計サービス。イベントとかで4択集計とかする時にとっても便利そう。 ちなみに、LT大会のリスナー点数投票につかったり、選択肢が意表を突いた会場アンケートだったり、懇親会の早押しクイズに使ったりと、大活躍してそれでメッチャ盛り上がってたw 早押しクイズのスコアリングが絶妙にいい感じだったんだが、あれは参加数とかを加味してくれたデフォルトのロジックなんだろうか…? hekitterさんが全問正解で、文字通りの一桁違う点数叩き出してたのはウケましたw

雑に総括すると…。

いままで、社内外で見てきたLTイベントの中でも、一番気合が入っていて、話す方も、聞く方もほんとあたたかい。一体感がある。こんな経験は初めてでした。 今回は忘年LTってことで内容的にエモい話が多いのかもしれないけど、会場からの合いの手や拍手などのリアクションがとても心地よい。話すほうも自信がつく。聞いてるほうも自分も話してくなってくる。なんてポジティブループなんだろう!

今回、自分的に特に刺さったのは、FORTEさんの「2つの言葉」。直前で「カイゼン・ジャーニー」、「セイチョウ・ジャーニー」を読んだからというものもあって、自分って何をする人なんだろうというのはキッチリと整理しようと思っていたところだったから。 そしてkaztoさんの「今からやぞ」。kaztoさんは同年代ということもあり、自分が動けていないのをどこか歳や役割のせいにしたり、業務に追われてるから、とかでどこか諦めてた。でもそれをなんとかしたいと思ったから今回のイベントに来てみたり、いろいろ勉強しようとおもったりしたんでした。

アウトプットしていかなきゃ、と思っている仲間がこんなにいるのに、立ち止まっているわけにはいかないよね、ということで。 来年はどこかでLTが出来るぐらいになってみよう、と思って、まずはengineers_ltSlackにjoinしてみたり、イベントのまとめを書いたのでした。

いやー、すごい楽しかった! 登壇者の皆さん、スタッフの皆さん、参加された方々、懇親会でお話しさせていただいた方々、ありがとうございました!またお会いしたいです!

パズモナに影響されてCinder環境作ってみた話

はじめに

最近、西山 信行さんがリリースされたパズル&モナークにハマっています。

ゲームが面白くて、無限に時間泥棒なのもあるんですが、なにより、ゲーム中の軽快動作はもちろん、起動もすっごく軽いんですよね。

なんじゃこりゃ?とクレジットを見てみたら、openFrameworks とか Processing とかの流れのビジュアルデザイン向けのC++ライブラリであるCinderを使っていると。 f:id:daidai7:20181216124938p:plain 実はCinderについてぜんぜん識らなかったんですが、さいきん業務で使うとしたら C#golangだったりするので、いわゆるC++から離れて久しいし久々に触ってみたいなぁ、、、と思っていました。

そしたら、なんとリリースしたばかりのパズモナをGitHubでソース公開したというじゃないですか。こりゃ環境作ってビルド出来るようにするしかないよね!ってことで、家のMacbookでCinder環境作ってみました。

環境構築

まずは、パズモナのレポジトリのReadmeに書いてる環境を整えます。 Mac環境なので、あらかじめ Xcode 10.1 が使える状態にしておきます。

Cinder のセットアップ

cinder を入れます。 GitHubレポジトリから落とした 0.9.1 はビルドすると環境によってはライブラリのビルドでエラーが出るみたいなので、こちらから pre-packaged版の 0.9.1 をダウンロード。

最新のmasterブランチのリビジョンである 0.9.2dev だとビルドできるようです。あとで試してみよう。

boost、GLMの指定バージョンを入れる

Cinder 0.9.1に同梱されている boostとGLMがパズモナとバージョンが合わないみたいなので、指示通りのバージョンを取得。

それぞれを展開したら、boost_1_67_0/boostのboostをディレクトリを、GLMはglm/glmのglmディレクトリを、Cinder/includeに入れます。

$ cd Cinder_0.9.1_mac/include
$ rm -Rf boost
$ mv ~/Downloads/boost_1_67_0/boost .
$ rm -Rf glm
$ mv ~/Downloads/glm/glm .
$ cd ..

Xcode で パズモナのプロジェクトを開く

Cinder_0.9_i_mac 以下に、パズモナのレポジトリをクローンします。

$ git clone https://github.com/tek-nishi/PuzzleAndMonarch.git

Windows環境用のVisualStudioのプロジェクトファイルもありますが、ここではMacなので、xcodeのプロジェクトを開きます。

$ cd PuzzleAndMonarch
$ open xcode/PuzzleMonarch.xcodeproj

ビルドしてみよう

Unity/C#を使ったりするようになって久しいですが、私がC++のコードを触っていたのは数年以上前。パズモナで使っているC++14のコードを見て結構ショックを受けた模様w こんな書き方知らないよ…って。

早速ビルドしますが、そのままだとコンパイルエラーになるので、インクルードパスを修正する必要があるようです。

ウチの環境だとこんな感じになっていますが…
- Cinder_0.9.1_mac 
  + blocks
  + docs
  + include
  |   :
  + PuzzleAndMonarch 
  | + assets
  | + include
  | |   :
  | + todo.org
  + samples
  |   :

その場合は、 Build Settings > User-Defined の CINDER_PATH を以下のようにに修正すると良さそうです。

../../Cinder-0.9.1  →  ../.. 

これでビルドが出来るようになりますが、最後にリンカエラーになるので、General > Linked Framework and Libraries でフレームワークを追加します。

- CoreVideo.framework
- CoreMedia.framework

やった!動いた!! 時間泥棒のパズモナがMacでも動いちゃいましたw

f:id:daidai7:20181216123447p:plain

新しい環境で試してみよう

今回の最終目標はパズモナを題材にCinderとC++をお勉強する、ってことなので、やっぱりCinderは最新版に追従しておきたいところ…。

ということで、前述のパッケージ版ではなく、最新ビルド 0.9.2dev をGitHubからCloneして、パズモナを動かしてみました。

ソースコード版だと、ライブラリ類をビルドしないとつかえないので、とりあえず、ビルドします。iOS版とかいろいろな環境もまとめてビルドするので、Core i7 2.5GHzの MBPでも30分ぐらいはかかりますが、その間は領地でも拡大して待ちましょうw

$ git clone --recursive https://github.com/cinder/Cinder.git
$ cd Cinder/proj/xcode
$ ./fullbuild.sh

Cinder 0.9.2環境でパズモナをビルドするには、boostのアップデート(上書き)は必要でしたが、そのほかは特に問題無く動いたようです!やったぜ٩( ᐛ )و

感想など

いままで、Xcode(というかObjective-c)アレルギーで、Unityから吐き出されたプロジェクトをビルドして実機に転送しつつ、起動ログを眺める環境、と割り切っていたXcodeですが、こうやって研究対象があると触ってみたくなりますね。

まだちょっと覗いただけですが、ImGui とかと組み合わせても面白そうだし、Cinder環境はとっても素直で弄りやすそうなので、いろいろ遊んでみることにします!

ではでは。