RemoとSpatial Chatで会議の場づくり体験
今週末の朝、連日ガオリュウさんのオンラインミーティングを試してみよう会に参加して、いろいろとトライさせていただきました。
人間というのは贅沢なもので、緊急事態宣言で一斉リモート推奨になった時は、「Zoomで会議できればこれで事足りるんじゃない?」っていう気分になった気がしたけど、Zoom飲みとかもして、オンライン慣れしてくると、場にいるのが4〜5人を超えてきたあたりから、話がこんがらがって話す一人と、それを聴く人達になっちゃうのが、ある意味特徴。ウェビナーのような基本一方通行+たまに質疑応答ならいいけど、居酒屋で大きな飲み会をやってる時みたいにちょっと隣のテーブルは何をはなしてるのかな?っていうのが気になったり、話題が違うからこそ動き回って面白かったり、濃い話に繋がったり。
そういう課題のためのソリューションはきっと続々生み出されていくと思うんですが、土曜日は、かなりこなれてきている感のあるRemoにトライ。
Remoの会自体はほかでも何度か参加してみたり、先週金曜日に50人規模の勉強会にもお邪魔したけど、やっぱりまだ色々とこなれていない感はあり。元々ソコソコの月額費用が掛かるのに加え、ライセンスをケチると、オンライン会議で割と重要なホワイトボード機能(しかも超高性能の、Deskle(後述)がインテグレートされている)が使えなかったり、1ブースに集まれるのが4人まで(もっと課金すると6人まで増える)だったり。
もともと、ガオリュウさんが試したかったのが、セミナーというよりは、少人数の双方向ワークショップや、みんなが集まった状態でのファシリテーション手段の可能性を探ること。ブース毎に別の話題で盛り上がれるのはイイとしても、人数制限があるのと、その部屋でどんな会話がされているのかが外からまったく見えないこと。Adminだと部屋番号のテキストが振れるみたいだから、一時的なルームオペのヒトは部屋のお題とか一言コメントを外から見える形で置けるだけでも全然違ってくるような予感。
そして、今日試したのは、Spatial Chat と Miroのコンビネーション。
これ、画面シェア機能をつかったり、YoutubeのURLで動画を共有したりして、複数人が集まって一緒に見る事が出来るサービス。デモページのTryMeに入ってみると、その時は丁度クラブ的な動画が複数貼られていて、動画の周りにいろんなヒトがたむろしていました。このサービスで一番面白いのが、自分の位置をうごかすことで、ヒトの声や画像までも、聞こえてくるボリュームが変わるということ。居酒屋とかで隣のテーブルの話題に耳がダンボになるような感覚が味わえるし、なんならカーソルをちょっとドラッグするだけでそっちの会話も聞けちゃう。これは凄いなぁ…。
このサービスを使って、ガオリュウさんが、ファリシテーショングラフィックのワークショップが出来ないか?といろいろと実験をお手伝いさせていただいたのが ↓のnoteに纏まっています。 note.com
今日試したのは、Spatial Chatのスペースに、あらかじめ受講者それぞれの模造紙としてMiroのページを作って画面が共有されており、参加者はPC側のブラウザで、その場全体を眺めつつ、iPadで入ったMiroの画面でドローイングしてワークショップを受ける、と。 今朝の試したお題はアナログ・リアルのファシグラ講座の現場でも一度体験したことがあるだけに、それがオンライン化したというのは、なんか衝撃的。一気に新しい体験になりました。
もちろんレスポンスなど、まだまだ課題はあるものの、十分に可能性を感じました。(上記記事にやってる時の動画が貼られているので、見てみてください)
これ、普通にZoom飲みよりもSpatial Chatで飲んだほうが面白いのではないか?疑惑w ひとまずZoomの個人Proアカウントは1ヶ月で更新止めようw
さて、前述のDeskle。Miro と同じような、いわゆるWeb上のオンラインカンバンのようなものだけど、図を描いたり、繋いだり、画像を貼ったりはあたりまえ。アジャイル開発で使いそうなテンプレートよろしく、グループ開発で使うような色々なメソッドは色々とカバーされている感じ。Remoにインテグレートされているけど、もちろん単体サービスとしても十分使えそうだから、これはこれで使い込んで試してみたいかも??